-
ダイエットのためには代謝を上げたほうがいいらしいな。
-
そう聞くけど実際「代謝」ってなんなん?
ダイエットをしている方であれば、一度は「代謝」という言葉を聞いたことがあるでしょう。「代謝を上げればエネルギーの消費量が上がる」と言われていますが、そもそも代謝そのものがどういったものかというのを詳しく知っている方は少ないと思います。ダイエットをするのであれば、この「代謝」がどういったものかをしっかり知っておく必要があるでしょう。太りやすい原因はもしかすると代謝に原因があるのかもしれません。そこで今回は代謝とは一体何なのかについてご紹介していきます。
代謝とは?
代謝とは外部から取り入れたエネルギーや栄養素が体内で利用されたり、消費されたりすることを言います。また代謝を大別すると「身体を合成する代謝(同化作用)」と「エネルギーとして使われる代謝(異化作用)」に分けられます。人は食べたものを体内で分解して、栄養素として吸収し、それを各組織に送って脳や内臓、血液、筋肉、皮膚、髪などを作っていきます。この一連の働きのことを「身体を合成する代謝」と呼びます。反対に「エネルギーとして使われる代謝」とは、脳や内臓、筋肉など身体を動かしたり、体温を保ったりするためのエネルギー利用のことです。ダイエットの際に言われる代謝はこちらの「エネルギーとして使われる代謝」のことを指します。
エネルギーとして使われる代謝の3つの種類
ダイエットではこちらの代謝に重点が置かれますが、このエネルギーとして使われる代謝には「基礎代謝」「生活活動代謝」「DIT(食事誘導性体熱産生)」の3種類があります。一般的な生活によるそれぞれの代謝のエネルギー消費の比率は以下の通り。 消費エネルギー=(基礎代謝:60%)+(生活活動代謝:30%)+(DIT:10%) 例えば、1日2000kcal消費する人であれば、1200kcalが基礎代謝、600kcalが生活活動代謝、200kcalがDITによって消費されるということになります。
1.基礎代謝とは?
基礎代謝とは安静にしていてもエネルギーを使用する代謝です。 呼吸をしたり、内臓を動かしたり、体温を調節したりといった人が意識をしていないところで働く生命維持のための活動に使われます。 エネルギー消費量も70%と多いため、ダイエットではこの基礎代謝を上げることを意識しましょう。
2.生活活動代謝とは?
日常生活で動いたり、運動をしたりなど、体を動かすときに使われるのが生活活動代謝です。
3.DIT(食事誘導性体熱産生)とは?
食事をすることによってエネルギーを消費する代謝のことです。食事を摂ると、消化吸収の過程で一部が熱となって消費されるので、食事後は安静にしていても代謝量が増えます。
代謝について説明しましたがご理解いただけたでしょうか。結論から申しますと、代謝にはいろいろ種類があり、基礎代謝を上げることがダイエットに繋がります。次回は基礎代謝を上げるためにどういうことをすればいいかについてご紹介していきます。お楽しみに。